Crafted by Japanese Tea Masters

茶師の仕事

〜フェニマックスのお茶づくりの舞台裏〜

「茶師」がいるから最高級になる

世界では「セレモニアルグレード抹茶」や「鮮やかな緑の抹茶」が最高、といった言葉が一人歩きしています。 しかし、日本には「セレモニアルグレード」という正式な等級は存在しません。 緑の鮮やかさや粉の細かさだけで高級かどうかを語るのは、ある意味では素人でも語れるレベルです。

抹茶の価値を決める本質は、
どの茶葉を選び、蒸し時間をどう設定し、どのようにブレンドし、どう火を入れるか。
その結果として、香りと味のバランスがどこまで高い完成度に仕上がっているかです。 色よりも、香りと味のバランスこそが重要です。

この設計と最終調整を担うのが「茶師」の仕事です。

ウイスキーのブレンダー、一流シェフと同じポジション

茶師をイメージするなら、ウイスキーのブレンダーがもっとも近い存在です。

熟成された原酒や、異なる樽の個性を理解し、それらをブレンドして完成させる——抹茶の世界でその役割を担うのが茶師です。

レストランに置き換えるなら、一流シェフの有無でその店の味が決まるように、お茶の世界では茶師の有無でブランドの味が決まります。

どの食材(茶葉)を選び、どう組み合わせ、どう仕上げるか。その「舌」と「経験」が、最終的な一杯のクオリティを左右します。

フェニマックスは、プロの茶師たちがチームで抹茶・日本茶をつくる、日本茶のプロフェッショナル集団です。

それはまさに朝市と一流レストランの違い

ネットショップには「茶農家とサイト運営者のツーショット写真」でストーリーを語っているお店があります。

これは、朝市でフレッシュな野菜を売っている姿に近いイメージです。素材の良さは伝わりますが、それだけではまだ「料理」にはなっていません。

茶師は、茶葉選びから加工、ブレンド、仕上げまで、お茶づくりの全工程に関わります。

食材(茶葉)選びから完成度の高い料理(抹茶・日本茶)に仕上げるまで、「茶師」なしでは実現しません。

フェニマックスが目指しているのは、最高級の茶葉を育てるだけでなく、全国から最高級の茶葉を市場で選び抜き、茶師たちがそれを完成度の高い抹茶や日本茶に仕上げることです。

一流の茶師軍団による抹茶・日本茶づくりです。

ご存じですか?ユニクロスブランドのオーガニックホールフード抹茶シリーズの粉は、わざと一般的な抹茶より粗くしています。

その理由は、忙しい朝でも抹茶シフターを使わず、ダマにならずに水やミルクにサッと溶けるよう、茶師が粒度を調整しているからです。日常の飲み方まで踏まえて粒の大きさを設計するのも、茶師の仕事の一部です。

なぜ「一農家との直接取引」だけでは足りないのか

天候の変化により、その年の作柄が良い場合もあれば、悪い場合もあります。

「一農家から直接仕入れて粉にしただけ」の抹茶は、こうしたばらつきを十分にコントロールできず、毎年・ロットごとの差がそのまま商品に現れます。

フェニマックスには自社管理農園に加え、日本中の有機茶農家とのネットワークがあります。

それだけでなく、日本最大のお茶の取引市場「静岡茶市場」で茶農家と直接取引できる、数少ない認定会社の一社です。この認定には厳しい審査があり、認められている会社は約50社と言われています。

毎日のように全国の茶農家から茶葉が搬入され、年間何千もの茶葉が静岡茶市場に集まります。

フェニマックスの茶師は、その膨大な茶葉の中から最適な茶葉を厳選し、ブレンドしています。

茶師が担う「選定」と「ブレンド」

茶師の仕事は、一つの農家の茶葉をそのまま扱うことではありません。

日本各地から集まる多様な原料を前に、「どの茶葉を採用し、どう組み合わせるか」を決める設計者です。

茶師のプロセスは、茶葉の見極めから完成まで、非常に高度です。

  • 茶葉の見た目・香り・味・色を五感でチェックする
  • 年ごとの出来栄えや特徴を把握し、目的に合う茶葉だけを選び抜く
  • 定期的に畑を訪れ、茶葉の育ち具合をチェック
  • 収穫後は現場で「今年は蒸時間を何秒にするか?」を決める
  • 複数の茶葉をブレンドし、最後の仕上げの火入れまで気を抜けない仕事です。

フェニマックスの抹茶・日本茶は、このプロセスを日本人のプロの茶師たちが徹底して行うことで、「最高級」と呼べる一杯を目指しています。

フェニマックスを支える、日本の茶師軍団

この「茶師がいるブランド」というフェニマックスの理念を支えているのが、日本の茶師・専門家たちです。

  • 茶師であり、日本茶インストラクターの資格を持つ ひとみ
  • 国の無形文化財にも認められた「日本全国手もみ保存会」の元会長・平柳氏
  • 日本の大学とともに世界で初めて、オーガニックかつホールフードのギャバ抹茶で GABA 値400mg/100gに成功した 彰彦氏
  • 日本の天皇が九州を訪れた際に供されるお茶を手掛けた 入江氏
  • 完全無農薬・完全無肥料という、奇跡のような野生仕立ての日本茶を育て、その卓越した舌と味覚で素晴らしいブレンドを仕上げた 松下氏
  • 100%京都産宇治茶でありながらかつオーガニックという、非常に希少な茶葉を完成品としてまとめ上げた 布施田氏
  • そして、フェニマックスのオーナーでありファウンダーの田中
  • 田中は、日本全国から何千という茶葉が集まる日本最大の茶市場「静岡茶市場」で、茶葉の取引に参加することを許可された、ごく限られた一人です。

このような茶師・専門家たちがチームとなり、フェニマックスおよびユニクロスの品質と味を支えています。

「誰が、どの茶葉を、どう選び、どうブレンドしているのか」──その背景まで含めて味わっていただける日本茶をお届けすることが、私たちの使命です。